こんにちは。広島ブランド工房代表の諏訪昭浩です。

どのような業種でも言えることですが、経済情勢、法制度の変化など、外的環境の変化によって、やりかたが変わり、中にはそのビジネスモデル自体が成立しなくなる場合もあります。

ここ数年、飲食業というビジネスモデルは崩壊したと言われていますが、今回のコロナ騒ぎでそれが証明されてしまいました。報道では太刀打ち行かなくなった飲食店ばかりが紹介されています。業況悪化の理由は売上減少に尽きるのですが、あろうことか政府の給付金支給が遅い、いつかわからない、などと、本質的な悪化原因とは全く関係のない事項に注目する方もいらっしゃるようです。

今日は、「なぜ売上減少が閉店にまで至ってしまうのか」「なぜ給付金がないと閉店せざるを得なくなるのか」考えてみましょう。

そんなハイリスクなビジネスを設計したあなたに責任がある

売上が減少して四苦八苦するのはなぜでしょうか? それはもう、家賃、人件費など固定費が高いから、これにつきます。
どんな商売を始めるときも事業計画をたてます。飲食業の場合、内装をどうしてこうして、食器をどうして、バイトを何人入れて、月の売上げ目標がどうで、と、一番楽しいときです。夢を見ます。その夢が大きいほど、実はビジネス失敗のリスクが大きくなっていきます。
はっきり言いますが、僕も、飲食業について、従来のビジネスモデルはもう機能しないと思っています。
たとえば、初期投資に1億円を投じて、それを1年で回収した、などという成功例は、吉本に入った芸人が超売れっ子になるくらい難しいのです。
そんなビジネスを設計したら、それはコロナの影響で潰れるに決まっていますね。ビジネス失敗の責任は、給付金が遅いからでも休業要請でもありません。あなたの判断ミスです。
簡単に言うと、売上の大小にかかわらず必ず支払わないといけない、家賃だの人件費だのといった固定費が高いと、売上減少への対抗力が弱くなるのです。
もし大失敗をしたくないのなら、リスクの根源である固定費の最小化を軸とした新しいビジネスモデルが必要です。
そのヒントを33ページにまとめたのが「潰れない・潰さない飲食店経営」です。
これから飲食業を始める方、コロナ危機でビジネスの再構築をされたい方、飲食業をこんな風にモデル設計すれば、環境変化にとても強く、潰れないビジネスが可能になります。

 

この記事を書いた人
諏訪昭浩(すわあきひろ)
「継続的に売れる仕組み構築の専門家」
1961年広島生まれ。在米11年のMBAを持つ米国公認会計士として複数企業の経営を歴任した元エリートビジネスマン。自らが実践してきた、選ばれるため、売り上げるための仕組み作りとパーソナルブランディングをベースに独自のノウハウを構築し、セミナーやコンサルティングを行っている。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

おすすめの記事