今、飲食業界はまさに冬の時代だと言われています。長年続くデフレ経済、個人消費の落ち込みの中、これまで「普通に」成り立っていた方法では、もはや売上が確保できにくくなり、たくさんの店舗が廃業に追い込まれています。
そんな状況を打開する方法のひとつが、私が提唱するインバウンド接客術でした。外国語が苦手な方でも無理なく楽に接客ができ、これまで積極的に集客できなかったインバウンドをどんどん取り込んでいける方法です。
このノウハウを考案し、さらにそれを出版しようと思ったのは、私自身が15年以上関わってきた、この夢ある素晴らしい飲食業に関わる人たちを助けたいという思いからでした。そんな気持ちで書き進めたわけですが、最後にひとつだけ、加えておきたかったノウハウが、本書でお伝えする、潰れない・潰さないための飲食店経営ノウハウです。
飲食業というビジネスモデルは崩壊したとも言われています。なのに、本当にたくさんの方々が、夢を抱いてこの業界に参入されます。近年は、定年後に第二の人生をこの業界に求める方も増えてきました。しかし残念な事に、数年、あるいは数ヶ月で廃業に追い込まれる方も少なくありません。
その理由は、こんなにも社会や市場の環境が変化しているのに、従来の方法論で経営をされることです。その方法論は、既に崩壊しているのです。
そこで、15年以上の飲食業の経験だけでなく、日米両国で複数社の経営に参加した私なりの、潰れない飲食業経営ノウハウを、別の冊子として提供することにしました。
もし、あなたが飲食業を起業、経営したいなら、今からお伝えする方法を参考にしていただき、より良い飲食業人生を歩んでいただければ幸いです。
価格: 550円(全33ページ PDFファイル)
【目次】
2 まえがき
4 私の飲食店経験 それは11年ぶりの帰国から始まった
- 新規開店した店の7割以上が3年以内に閉店
8 飲食店は夢のある仕事! でも経営はとても厳しい
- 店舗経営の楽しさ① ワクワクできる
- 店舗経営の楽しさ② 過度な負担から開放される
11 損益分岐点の最小化を図れ
- 多少の妥協はしてでも初期コストを抑える
- 飲食店は現金経営が基本
14 原価率にこだわるな
- 原価率30%の呪縛から逃れよう
16 多店舗展開できるかどうかは店長次第
- 飲食業しかできない人が集まる世界
- お客さんの顔を見ないで料理はつくれない
20 価格勝負・味勝負は店の寿命を縮める
- 味は絶対的な差別化要因にならない
23 諏訪流 飲食店経営の3つのルール
- ルール① 無理なことはやらない
- ルール② お客さんを絞り込む
- ルール③ できる限り一人で切り盛りする
- 毎月、40万円の給料を取るための売上は
<コラム> 求められるのは常識破りの飲食店経営
29 店を出すときは撤退戦略も考えておく
- MBA流撤退戦略とリスク管理
- 長期継続を目指して安全経営に務めることが一番
33 おわりに