こんにちは。継続的に売れる仕組み再構築の専門家、諏訪昭浩です。

営業部に所属する方が継続的に売れる仕組み再構築のコンサルティングを受けられました。人はそれぞれ個性があり、それが長所になるときもあれば短所になるときもあります。売るためには、その個性を売るための長所に変える方法を考えます。

彼は明るくて第一印象が良く、しゃべりもさほど下手ではないのですが、なぜ営業成績に悩みを抱えているのか。それを紐解いて解決策を探りますが、彼はたったこの一言を使うだけで、営業成績を改善しました。

それは「○○さん」、相手の名前を呼ぶことです。

「○○さん!」名前で呼びかけるだけで売れるようになる

すごく簡単なことです。会話の最初の一言で「○○さん」と名前で呼びかけること。これだけです。

たとえば、電話がかかってきたとき…

顧客A:「あ、Aだけど」
営業マンB:「あーAさん! お元気ですか! お電話ありがとうございます!」

この最初の「あーAさん」です。ただ「Aさん」と言うだけでなく、「いやーAさん、お電話いただいて本当にありがとうございます!」という気持ちを込めて、「あーAさん!」と言うと、Aさんにその感謝の気持ちがすぐに伝わり、その後の会話がとても建設的になります。

街でばったり会ったときは、この方法はさらに有効です。

営業マンB:「あ! Aさん! お世話になっております!」
顧客A:「やあBさん。奇遇だね!」

相手が名乗る前に相手の名前で呼びかけることは、相手に対するリスペクトを伝えます。「あなたはとても大切な方です」という気持ちを伝えます。さらに、電話の時と同じように、「こんなところで大切なAさんに会うなんてラッキー!」という気持ちを込めて「あ!Aさん!」と言うんですね。

このように、会話の最初の一言で、「感謝」「リスペクト」などの気持ちを込めた言葉と共に相手の名前で呼びかけることで相手との人間関係が驚くほど良くなり、商談が有効になるんです。

今日のまとめ

勘違いしないでいただきたいのは、営業マンとしての「知識」や「スキル」があってこそ、この方法が効いてくるのであって、「知識」や「スキル」の不足を補うものではないことです。さらに、いくら「知識」や「スキル」があっても、良い人間関係を築けるソフトスキルがないと、やはり売れないんです。この言葉は、すぐに実践できる人間関係構築のソフトスキルです。是非お試しください!

 

この記事を書いた人
諏訪昭浩(すわあきひろ)
「継続的に売れる仕組み構築の専門家」
1961年広島生まれ。在米11年のMBAを持つ米国公認会計士として複数企業の経営を歴任した元エリートビジネスマン。自らが実践してきた、選ばれるため、売り上げるための仕組み作りと、パーソナルブランディングをベースに独自のノウハウを構築し、セミナーやコンサルティングを行っている。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

おすすめの記事