こんにちは。継続的に売れる仕組み再構築の専門家、諏訪昭浩です。

現代社会はノウハウや刺激を求めて読書やセミナーに走る方が多いですが、インプットばかりでアウトプットをしないと、インプットしたノウハウは結局は使わずじまいになってしまいます。

今日は、アウトプット力を磨くための簡単なヒントをお伝えします。

インプットしたノウハウを再利用できる形にするために

外部のノウハウを書籍やセミナーなどで吸収するだけでは再現できません。外部のノウハウをインプットしたら、それについて考え、さらに、しゃべったり書いたりしてアウトプットするという、3つのステップが必要です。

考えるとは咀嚼することです。かみ砕く。自分に当てはめる。同じような実例を探す。とにかくそのノウハウについて考え倒します。外部ノウハウはいわばタンパク質です。タンパク質を食物から摂取して、それを体に取り入れるためには、消化してアミノ酸にしなければなりません。考えるステップは、タンパク質をアミノ酸に分解する消化に似ています。

さらに、そのアミノ酸を組み合わせて自分の体に必要なタンパク質に再合成する必要がありますが、これがアウトプットです。かみ砕いたノウハウの断片を色々組み合わせて書く、しゃべる、という作業で、ノウハウの断片は初めて自分が使用できる形のノウハウに変化します。

吸収したノウハウを使用するにはこれだけのステップが必要ですが、インプットすればすぐに使えると勘違いして、ただひたすらに読書に励むような方が多いですが、これでは意味がありません。

さて、そのアウトプット力を磨くためのコツが2つあります。

  • 決まった字数で書く
  • 決まった時間で書く

たったこれだけです。

まず、決まった字数で書くとは、あるノウハウについて書くとき「何字以内」と字数制限を設けることです。言葉は概念を伝えるためのキャリア(運ぶもの)です。小さな小石を運ぶのに1トントラックは必要ありません。運ぶ概念に合わせてできるだけ短く言い切る能力が必要です。

よくあるのが、とても冗長なブログ。とてもとても長い。でも読んでみると結局たいしたことを伝えていない。こんな方は字数を決めて書く訓練をされるといいですね。

僕がオススメするのはツイッターです。140字という字数制限いっぱいを使って、あるテーマについて書き切ることは、とてもいい練習になります。

次に、決まった時間で書くことです。時間は有限資源。あるアウトプットに無制限に時間を掛けられるわけではなく、また、そんなことをすると大切なアウトプットする力も育ちません。

僕は平日は毎日2本のブログを書いていますが、書くときのルールは各ブログ15分以内で書くことです。ですから毎日ブログというアウトプットに割く時間は30分だけです。毎日30分で2本のブログを書くために、頭の中では事前に準備作業が行われます。何をどう書くか。アウトプットの前にそれを決めるクセが付きます。

これを1ヶ月続けてみてください。あなたのアウトプット力は格段に高まります。すると、今まで頭のどこかで眠っていたノウハウ達が消化され、使える形に再合成されます。見える景色が変わってきます。

今日のまとめ
ノウハウや情報のインプットだけでは再利用することはできません。それを消化して再合成する事が必要です。今日はアウトプットという再合成のステップについてお伝えしました。1ヶ月で劇的に変われますので是非やってみてください。

 

この記事を書いた人
諏訪昭浩(すわあきひろ)
「継続的に売れる仕組み構築の専門家」
1961年広島生まれ。在米11年のMBAを持つ米国公認会計士として複数企業の経営を歴任した元エリートビジネスマン。自らが実践してきた、選ばれるため、売り上げるための仕組み作りとパーソナルブランディングをベースに独自のノウハウを構築し、セミナーやコンサルティングを行っている。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

おすすめの記事