こんにちは。継続的に売れる仕組み再構築の専門家、諏訪昭浩です。

いよいよ今年は僕が考案した「外国語をしゃべらなくてもできるインバウンド接客術」が書籍化されます。この本では接客英語を使わなくても大丈夫な方法を提唱しますが、そんなわけで今日から3回シリーズで、「接客英語を考える」をお伝えします。

今日の第1回は「おもてなしできるか?」です。そもそも外国語でしゃべること自体がおもてなしに反する場合が多いのです。

インバウンドにとって「おもてなし」とは?

継続的に売れる仕組みを構築するときと同じように、「おもてなし」を考えるときは「売り手目線」ではなく「買い手目線」が必要です。

売り手も買い手も日本人同士である場合は、仮に「売り手目線」で考えても、買い手がある程度喜んでくれる場合が多いかもしれませんが、相手がインバウンド(外国人)だとそうはいきません。こちらが良かれと思ったことが、実は相手が全く欲していなかったということがあります。

誰もヘタな接客英語を聞きたいと思っていない

接客英語もその一つ。「英語をしゃべるインバウンドに英語で話してあげるのが当たり前のサービスだ」と考えて、本で勉強したりセミナーを受けたりして、何とか実践しても、相手が喜んでくれなければその苦労が水の泡。実は、誰も日本に来てまでヘタな英語を聞きたいとは思っていないのです。

よく考えてみましょう。言葉が通じるかどうかと困らずに飲食できるかどうかは、実は全く別もの。困らずに飲食できれば、むしろ日本語でまくし立てられた方が、異国情緒が味わえて楽しいのです。

苦労した体験こそ旅の醍醐味
旅が終わって帰宅した後でも、すごく困った体験のことは、「あー、あの時すごく困ったよなー!」と思い出されるものです。言葉が通じない相手に苦労して道をたずねて何とかなったこと。その時の見知らぬ日本人の笑顔や困惑顔。こんな情景がいつまでも記憶に残るものです。
僕が経営する「家庭の味 はる」では、インバウンドを全て日本語で接客します。このインド人さんも最初は困惑していましたが、すぐに楽しさがわかったようです。お会計の頃にはすっかり仲良しになりました。

今日のまとめ

今日は、接客英語がインバウンドにとって「おもてなし」にならない理由について書きました。インバウンド接客は日本語で。その方が喜んでもらえます。僕が提唱する仕組みがあれば、誰にでもできます。外国語をしゃべらなくてもできるインバウンド接客法についてご興味がある方はご遠慮なくおたずね下さい。 こちらからどうぞ!

お読みいただき、ありがとうございました!

この記事を書いた人
諏訪昭浩(すわあきひろ)
「継続的に売れる仕組み構築の専門家」
1961年広島生まれ。在米11年のMBAを持つ米国公認会計士として複数企業の経営を歴任した元エリートビジネスマン。自らが実践してきた、選ばれるため、売り上げるための仕組み作りと、パーソナルブランディングをベースに独自のノウハウを構築し、セミナーやコンサルティングを行っている。

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