こんにちは。広島ブランド工房代表の諏訪昭浩です。

3月に出版した「売上が伸びる 飲食店のインバウンド接客術」も、時期が時期だけに積極的なプロモーションができず、これも運命かと、感染問題の早い終息を願う毎日です。

しかし、考え方によっては、こんな時期だからこそできる「備え」もあります。

たとえば、インバウンドが激減している今のうちに、将来インバウンドが戻ってきたときのための対策をしっかりやっておくこと。だから、飲食業の皆さん、是非僕の本を買って備えてください。

今日お話ししたい「備え」は、特に休業要請を受けて臨時休業している飲食店にとって、非常に重要なものです。これをしておかないと、お客さんは戻ってきてくれません。

お金より大切な備えは「忘れられないこと」

最近は飲食店さんの資金繰り対策のご相談が多くなっていて、それに関しては無料でお助けしていますが、お話を聞いていると、どうも皆さん、お金のことしかご心配されていないような気がします。

もちろん、手持ち資金が底をつくとアウトですから、お金はとても大事ですが、これには必ず解決策があります。ご本人が気付いていなくても、僕が解決策を教えてあげることができます。

しかし難しいのは、営業自粛要請を受けて長期の臨時休業をされている飲食店に、将来お客さんに戻ってきてもらうことです。

どんなに好きなものでも、それを遠ざけられ時間が経つと人はそれを忘れるものです。飲食店もそうです。常連さんが必ず戻ってきてくれる、と考えている方が多いですが、これは大きな誤解です。

では、この新型コロナ感染問題の終息後に、お客さんに戻っていただくためには、何をどう備えればいいのでしょうか?

その為に必要なのは、「発信をやめないこと」です。

エントランスに臨時休業の張り紙をして店の営業をストップされても、それまで発信されていたSNSなどへの発信をやめてはいけません。

営業していなくてもできる情報発信はあります。

・店に営業、店主、スタッフの近況報告
・思い出話
・過去の画像 など

文字情報も大事ですが、毎回、お店やお店のスタッフ、料理の画像を使うようにして、できるだけ頻繁に発信し続けて、あなたのお店が常にお客さんの脳裏に残っているようにしましょう。だからこそ、営業再開の時に思い出してもらえるのです。

今日のまとめ
営業自粛は売上減少という大問題の他に、「忘れられる」という、実はもっと大切な問題を引き起こします。忘れれたら思い出してもらえません。忘れられないように発信し続けることがとても大切です。

 

この記事を書いた人
諏訪昭浩(すわあきひろ)
「継続的に売れる仕組み構築の専門家」
1961年広島生まれ。在米11年のMBAを持つ米国公認会計士として複数企業の経営を歴任した元エリートビジネスマン。自らが実践してきた、選ばれるため、売り上げるための仕組み作りとパーソナルブランディングをベースに独自のノウハウを構築し、セミナーやコンサルティングを行っている。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

おすすめの記事