こんにちは。継続的に売れる仕組み再構築の専門家、諏訪昭浩です。

モノを売る仕組み構築に欠かせないことの1つは「一貫性」を保つことです。これはコンテンツ(内容)そのものにとどまらず、その伝え方にさえも適用することが大切です。

一貫性を持って伝えるとはどういうことか? 今日はこんな事例がありました。

ブランドイメージ作りには伝え方の一貫性が必要

あるクライアントから急ぎの依頼がありました。それは、あるイベントの告知のために印刷したチラシを早急に用意する必要があるという内容でした。

急がれていたため、「こんなの作ってみましたがいかがでしょうか?」と、担当者が作られたチラシ案が添付されていました。

僕はコンサルティングの依頼を受けるとき、成果優先のため時には耳が痛いことを申し上げるのでご容赦願いたい、と念を押していますが、今回もまさに耳が痛いことを申し上げました。

〇〇さん、お世話になっております。
デザインとしては何とか合格ですが、これではダメです。
対外向けの印刷物、HPなど、すべてに一貫性が必要です。デザインの美しさより一貫したイメージが重要なのです。
本件も含め、今後はまず私にご相談ください。ご努力は買いますが無駄な労力になります。
この担当者さんが作られた案が左。それに対して僕が作ったのが右です。なぜ左ではダメなのか。なぜ右でなければならないのか。画像の後で説明します。
この左の伝え方とこれまでの伝え方には一貫性がないのです。具体的には…
  • フォント
  • カラー
このたった2つのことの一貫性を保つことが、良いブランドイメージ構築につながります。
ではこれまでの伝え方がどうだったかというと、こんな感じです。
どうでしょうか。ぼやかしていますからフォントはわからないと思いますが、全て同じフォントです。また、カラーもコードで管理していて同じです。ここ大切です。例えば同じ青でも色んな青があるからです。全く同じ青にするにはコードで管理するしかありません。
ブランド構築のためには、個人であれ会社・団体であれ、すべての表現の一貫性を保つことに細心の注意を払わなければなりません。
今日のまとめ

モノを売る仕組み、ファンを増やす仕組み、集客する仕組み、すべてにおいてイメージの一貫性が重要です。発信、表現、アピール、あらゆる場面で常に一貫性を意識して言動することが必要です。そのためにはウェブサイトから名刺、チラシなど、あらゆる表現媒体を統合するイメージ戦略が必要です。

この記事を書いた人
諏訪昭浩(すわあきひろ)
「継続的に売れる仕組み構築の専門家」
1961年広島生まれ。在米11年のMBAを持つ米国公認会計士として複数企業の経営を歴任した元エリートビジネスマン。自らが実践してきた、選ばれるため、売り上げるための仕組み作りと、パーソナルブランディングをベースに独自のノウハウを構築し、セミナーやコンサルティングを行っている。

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