こんにちは。継続的に売れる仕組み再構築の専門家、諏訪昭浩です。

新元号「令和」になりました。この記念すべき令和元年、あなたは何を思うでしょうか。もし、せっかくの記念だから記念硬貨を買おうとか、その特別な日付が入った御朱印をもらいに神社に行こうとか、そんなことを思っているとしたら、とても残念なことです。それはなぜでしょうか。

人生ワクワクの秘訣はモノに縛られないこと

令和元年の記念硬貨を買おうと思っているあなた、もしかして他にも記念硬貨を持っていませんか? その記念硬貨、今どこにありますか?
こう尋ねると、ほとんどの方は行方がわからないか、どこか引き出しの奥の方から引っ張り出してくるかです。今時、居間のどこかに飾っておいていつでも見えるようにしている方は余りいらっしゃらないかと思いますが、そうだとしても、「存在する」ことは認知していても頻繁に眺めて買ったときの感動を思い出す方はいないでしょう。
これはどういうことかというと、モノを買ったり手に入れたときの感動はその場限りだと言うことです。
そもそも、記念硬貨や御朱印を手に入れたいと思うのは、何かしら感動をモノに込めて、モノを持つことによって維持したいからです。でもそれはまず不可能なのです。その感動は時と共に衰退して消失し、後には抜け殻のごとくモノだけが残るのです。
そうは言っても過去の思い出を維持することは、その後の人生を豊かにしてくれる大切な要素です。感動は衰退しますが思い出は維持できます。
ではどうすればそんな思い出の残し方ができるでしょうか。
もともと「思い出」には形がありません。形がないからモノという形を借りて維持しようとするわけですが、多くの場合、「思い出」という無形で最も価値があるものよりも、モノそのものが重視されてしまいます。モノを維持することが「思い出」を維持することだと勘違いしてしまいます。そもそも「思い出」が存在しないのにモノだけ存在するような場合もあります。
大切なのは「体験」です。その時あなたはどこでどんな思いで何をしたのか。この体験をしっかりしておくことです。後になって鮮明に思い出せるくらい強烈な体験をしておくことです。そういう体験は心の中に蓄積できます。蓄積された体験を「思い出」というのです。モノはいりません。それだけで十分なのです。

過去への郷愁、財産維持欲求、人の持つ将来の感情が人をモノに走らせますが、モノに縛られず心の中に体験を蓄積していくことが、いつでもワクワクして生きる事への第一歩だと僕は思っています。

今日のまとめ

後になって鮮明に思い出せるくらい強烈な体験をしておくこととは、結局その時その時を感情マックスで生きていくことです。考え、感じ、心が大きく動くと、それは必ず心に刻み込まれていきます。そんな生き方を続けることが、どんどん人生をワクワクするものに変えていきます。

この記事を書いた人
諏訪昭浩(すわあきひろ)
「継続的に売れる仕組み構築の専門家」
1961年広島生まれ。在米11年のMBAを持つ米国公認会計士として複数企業の経営を歴任した元エリートビジネスマン。自らが実践してきた、選ばれるため、売り上げるための仕組み作りと、パーソナルブランディングをベースに独自のノウハウを構築し、セミナーやコンサルティングを行っている。

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