こんにちは。継続的に売れる仕組み再構築の専門家、諏訪昭浩です。

皆さんは地球儀をお持ちでしょうか。小学校の頃は持ってたけど今は持ってないという方がほとんどかもしれませんね。その地球儀が情報の整理や発想にとって大切な訳についてお話しします。

情報を貼り付ける。高い視点で発想する。

3Dの地球儀は2Dの地図とは違います。わかってるようで実は意識していないこの事実をまず認識しましょう。

地球儀は地球の姿をそのままミニチュアにしたものですが、それを一定のルールに基づいて無理矢理2Dにしたのが地図です。つまり地図の示す地球の姿は実際の姿ではないわけです。しかし、地図を見慣れていると、その誤った姿が本当の姿であると脳が錯覚するようになります。

この錯覚に基づく思考は誤りです。たとえば、各大陸の大きさは地球儀で見ると一目瞭然ですが、緯度が大きくなると面積も大きくなるメルカトル図法の地図に慣れていると、大陸の大きさについて誤った認識を持ってしまいます。この錯覚に基づいて、人の流れ、農業、工業、経済、いろいろなことについて考えると、その結果には誤りが生じるのです。

色々な情報を整理するとき、僕はその情報を入れる引き出しをイメージしたり、地球儀の上に貼り付けていくイメージを持ちます。12月10日に平和賞を除くノーベル賞授賞式がストックホルムで開催された、という情報は、地球儀の上でスウェーデンのストックホルムの位置に、「平和賞を除く5部門」「12月10日はノーベルの命日」という情報と共に貼り付けられます。また、「平和賞だけはここ」という情報がノルウェーのオスロの位置に貼り付けれられます。

情報は引き出せないと意味がないので、情報整理は引き出しやすさ、つまり、思い出しやすさが大切です。これまで色々やってきた中で、このように地球儀に貼り付けるという整理方法はとても効果的でした。それは情報の多くが地理的情報を含むからです。

頭の中の地球儀に張り付いた様々な情報は、実際に地球儀をぐるぐる回して眺めることで、とても取り出しやすくなります。また、なにかを発想したいときも、何となくぐるぐると地球儀を回して、張り付いた情報の刺激を得るのです。

もうひとつ、地球儀が発想に良い点は、地球儀を眺めることで視点(思考の視点)が高くなり、メタ思考につながるからです。

メタ(抽象的)に考えるとは、物事を一歩上の次元から見ることである。

例えば、問題を与えられたら、いきなり解決策を考えるのでなく、まずはその一歩上の問題自体について考えることを、考えはじめることである。

あるいは、勉強を始める前に、科目の中身でなく、一歩上の次元である勉強の仕方について勉強することである。

物事それ自体を見るまえに、その物事の上位概念を見つめることで、物事の姿・意味合いをくっきりと浮かびあがらせることができる。その結果、新しい選択肢が見えたり、その物事自体が実はどうでもよいものであることが明らかになる。

視点を高く保つことは発想にとってとても重要なのですが、どうすればそれができるのかに関しては正解がありません。僕は、地球儀を眺めて自分が宇宙空間にいるイメージをもつことでメタ思考を可能にしています
今日のまとめ
地球儀って色んな大きさや色のものがあります。お気に入りの地球儀を手に入れて、情報整理や発想に役立たせてみてはいかがでしょうか?

 

この記事を書いた人
諏訪昭浩(すわあきひろ)
「継続的に売れる仕組み構築の専門家」
1961年広島生まれ。在米11年のMBAを持つ米国公認会計士として複数企業の経営を歴任した元エリートビジネスマン。自らが実践してきた、選ばれるため、売り上げるための仕組み作りとパーソナルブランディングをベースに独自のノウハウを構築し、セミナーやコンサルティングを行っている。

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