こんにちは。継続的に売れる仕組み再構築の専門家、諏訪昭浩です。

4月6日(土曜日)は、僕が認定講師をつとめる日本パーソナルブランド協会が主催する第18回セミナーコンテスト広島大会が開催されました。

セミナー初心者さんを指導する中で、改めて感じた大事なことについてです。

まずは忠告を素直に受け入れる。どうするかはその後自分で決める。

このコンテストは、セミナー講師の初心者または未経験者が、自分の体験をノウハウに変えて、10分間のセミナーでお伝えするものです。今回は5名の方が参加され、その指導を行いました。

その方のペースや個性などに合わせて、まさにテーラーメードの指導をしますが、優勝された方が他の方とダントツに異なっていたのは素直であったことです。

指導は強制ではなくアドバイスです。最終的にはその方が語りたいことを語っていただくのが一番大事ですが、それを聴きにきていただいている方々のことを考えると、質の高いセミナーにする必要があります。「せっかく来たのにこの程度か…」では申し訳ありません。

そこで、今日からやってみよう、と思ってもらえるセミナーにするために、色んなアドバイスをします。しかし、大抵の方は、まず自分が語りたいことを優先されます。今日やってみようと思ってもらえない、何のこと? 聞く側の立場に立って考えると、様々な問題点が明らかになり、それを解消するアドバイスをするのですが、自分が最優先だと、それを受け入れられない場合が多いのです。

しかし、優勝された方は、僕の示したガイドに従い、忠実に、真剣に考えられ、良いセミナーを作られました。

良いセミナー講師の条件の1つとしてお伝えしてるのは、まず素直なことです。素直とは、周囲に従順になるという意味ではなく、周りの意見をまずは素直に受け止め、それから自分の個性を出していくという方法が、良いセミナーにつながると言うことです。

これができなければ、僕が指導する意味がありません。

これはセミナー作りに限ったことではありません。あなたの周りにも、忠告してくれる人がいらっしゃると思いますが、自分が大切な人ほど、その忠告に対して、すぐにリアクションしてしまいます。そうではなく、まずは素直に受け入れ、よく考えること、そして最後はどうするか自分で決めること。この2ステップが必要です。

セミナーも、仕事も、人生も、素直であることが大事なことを再認識させてくれた大会でした。

今日のまとめ

自分のスタイルを大事にする人は、それに反する忠告に耳を貸しません。しかし、スタイルは少しずつ常に進化していかないとスタイルとしての存在意義を失います。まさに不易流行です。

この記事を書いた人
諏訪昭浩(すわあきひろ)
「継続的に売れる仕組み構築の専門家」
1961年広島生まれ。在米11年のMBAを持つ米国公認会計士として複数企業の経営を歴任した元エリートビジネスマン。自らが実践してきた、選ばれるため、売り上げるための仕組み作りと、パーソナルブランディングをベースに独自のノウハウを構築し、セミナーやコンサルティングを行っている。