こんにちは。継続的に売れる仕組み再構築の専門家、諏訪昭浩です。

3月6日は、セミナー講師を目指す皆さんにセミナー講師の話し方についてセミナーをしました。僕がいつも最初に強調するのは、個性を活かした話し方をすることです。商談など様々な場面で話すことは大切です。参考にしてください。

上手な人のものまねは必要ないし個性を変える必要もない!

このセミナーをするとき、必ず最初に言うことは、個性を殺してはいけないということです。

「皆さん、アナウンサーは話し上手だと思いますか? アナウンサーは読む専門家ですが話す専門家ではないので、アナウンサーだからといって話し上手だとは限りません。」

セミナーはアナウンサーのようにしゃべるのがいいと思っている人は多いですね。でも、そうではないのです。たとえアナウンサーのように美しい声で噛まずにしゃべっても、それが人の心を打つかどうかは別の要素で決まります。

滑舌が悪い方はセミナー講師ができないか。そんなことはありません。亡くなった永六輔さんはとても滑舌の悪い方でしたが、あのしゃべりでラジオやテレビで大活躍されていました。仮に永六輔さんが滑舌を気にされてトレーニングの末それを克服されていたら、同じような人の心を打つしゃべりはできたでしょうか?

心を打つ話し方の要素を考えるとき、それを「身につけよう」と考えるのは誤りです。自分の個性である自分のしゃべり方をどう活かすか、これを考えなければなりません。「身につける」のではなく「持っているものを活かす」のです。

もちろんトレーニングが必要な場合はあります。たとえば、滑舌が悪くて聞く人が理解できないほどだとしたらトレーニングが必要です。でも、聞く人が十分理解できる程度なら、むしろ滑舌の悪さを武器にしてやろうと考えるべきです。おそらく永六輔さんは、意図したかどうかにかかわらず、滑舌の悪さを武器にした方です。

人の心を打つ話し方は、あなたが既に持っている話し方を基本にして、それを欠点と感じさせないようにしゃべることです。

今日のまとめ

「あんな風にしゃべりたい!」という憧れはよくありますが、できないこともたくさんあります。憧れを持つよりも、必要ならトレーニングをして自分の個性を磨き自分らしくしゃべることを考えてください。あなたならではのしゃべり方と、あなたならではのセミナーコンテンツがあれば、鬼に金棒です。

この記事を書いた人
諏訪昭浩(すわあきひろ)
「継続的に売れる仕組み構築の専門家」
1961年広島生まれ。在米11年のMBAを持つ米国公認会計士として複数企業の経営を歴任した元エリートビジネスマン。自らが実践してきた、選ばれるため、売り上げるための仕組み作りと、パーソナルブランディングをベースに独自のノウハウを構築し、セミナーやコンサルティングを行っている。

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