こんにちは。継続的に売れる仕組み再構築の専門家、諏訪昭浩です。

これまでたくさんの経営者と会ってきましたが、優れた経営者に共通している幾つかの資質のうち、今日は「超音速感」についてお話しします。

経営のすべてにおいて必要な「超音速感」が全てを加速させる

僕が主宰する経営者対象の塾やコンサルティングでは、ハンディーなツールとしてすぐ使えるノウハウも教えれば、発想力、理論構築力など、知的作業の前提となるスキルも教えます。

集まってくる人は、そんな何かが欠けていると思っている方、もっと優れた経営者になりたいと思っている方です。

彼らの中には、経営者としても人間としても、もう十分優れた資質をお持ちの方もいらっしゃれば、こりゃ困ったな、どこから教えようか、というレベルの方もいらっしゃいます。

そんな、様々な経営者の方々と接していて、優れた経営に必要だと感じることを、ひとつだけお伝えします。

僕はそれを、「超音速感」と呼んでいます。

「スピード感」をもって仕事をすることはとても大切です。その理由は、変化の激しい時代だから、取り残されないためには変化のスピード以上で進む必要があるから。

もうひとつの理由は、たくさんの失敗が許容できるから。1年に1度トライして失敗するのと、1年に3度トライして失敗したが、4度目で成功するのと、どちらがいいかというと、当然後者がいい訳です。「スピード感」があれば、たくさん失敗して、成功の時期が早まります。

しかし、「スピード感」を持つことは、今や経営の常識とも言えますから、ただのスピードじゃ抜きん出ることはできません。そこで、「超音速感」が必要になります。

ヒトのスピード感を大きく上回る超音速で経営をするのです。

「超音速感」で経営をする方には、いくつか特徴があります。

 

  • 1.メールの返信が超早い。必要なことだけを即座に返信しています。要するに既読スルーしないんです。
  • 2.決断が超早い。即決しますが、実は、熟考しているから即断できるのです。また、約束したことは翻しません。

 

こんなことが普通にできる経営者は、身なりもスマートです。

では、どうすれば「超音速感」が身につくのかというと、それには2つの方法があります。その2つのうち、より簡単な方法だけ教えます。

それは、「型から入る」方法です。

武道にも「型」がありますが、同じように、「超音速感」の「型」を実践することから始める方法です。

まず、メールに超早く返信する。そして、超早く決断する。これを日々実践することです。

すると、その為に失敗が発生します。よく考えないで返信した、決めてしまった。そして、次回からはもっと考えなきゃいけない、と反省します。この繰り返しで、超早く返信や決断をするために必要な思考方法がわかってきます。

余談ですが、僕は、メールの返信が遅い方、決断が遅い方、約束を反故にする方とは、良いビジネスができた試しがありません。

今日のまとめ

武道にも型があり、型の習得から修業が始まりますが、経営スタイル構築のためには、まずは「型」から入ることが有効です。自分に適した型を明確にして実践していけば、スタイルができてきます。

この記事を書いた人
諏訪昭浩(すわあきひろ)
「継続的に売れる仕組み構築の専門家」
1961年広島生まれ。在米11年のMBAを持つ米国公認会計士として複数企業の経営を歴任した元エリートビジネスマン。自らが実践してきた、選ばれるため、売り上げるための仕組み作りと、パーソナルブランディングをベースに独自のノウハウを構築し、セミナーやコンサルティングを行っている。

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