こんにちは。継続的に売れる仕組み再構築の専門家、諏訪昭浩です。
「広告の父」と呼ばれるデイヴィッド・オグルヴィは、著書「ある広告人の告白」の中で、「消費者は馬鹿ではない。消費者はあなたの奥さんだ。彼女の知性をあなどってはいけない」と述べています。消費者は自分が買うに値するものを知っています。そんな商品・サービスの第一条件は、まず売る側が納得していることです。
自信が持てるまでとことん作り込まれたものだけが消費者の心を打つ
僕がセミナーを開催するとき、まずは受講者を確実に助けることができるセミナーを作り込みます。何度もなんども行ったり来たりしつつ、そのときの受講生の思考、感情を想定し、「よし、これなら実際に行動に移してもらえる!」という自信が持てるまで作り込みます。
そして、できあがったセミナーを思い通りに伝えられるようになるまで、自信を持って語れるようになるまで、何度もリハーサルを重ねます。
作ったセミナーに自信が持てない。伝え方に自信が持てない。これでは絶対に受講生を行動に導くことはできません。
売るものが何であれ、売る側が自信を持てるものでなければ絶対に売れません。「この品質なら自信が持てる!」と納得していないものは売れません。
僕が大好きな飲食店があります。ある日、店主が新しい料理を試作したので食べてみてほしいと、広島名産カキを使った面白い料理を出してきました。
カキは火を通すと味が締まって美味しくなります。この料理は、まずカキを揚げて、ほかの食材と一緒に甘辛く煮たものでした。
これが美味しいのなんの!
「こりゃ美味いよ!」
目を凝らして僕を見つめていた店主が、さぞホッとするだろうと思ってそう言うと、予想外の「どや顔」を見せました。
聞くと、試作したといいながら、その試作の前に何度も何度もやり返したそうです。僕に出された試作は、彼が自信を持って納得している完成品だったわけです。
もし、材料費がもったいないから、この程度でいいか」と、試行錯誤を止めてしまい、自信が持てない料理を出すとしたら、その店は長くは続かないでしょう。
売るならとことん自信を持ってから。消費者は自信のなさを見抜きます。自信が持てるまですべての努力を惜しまないことが、売れるための第1ステップです。
「継続的に売れる仕組み構築の専門家」
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