こんにちは。継続的に売れる仕組み再構築の専門家、諏訪昭浩です。

先日、お招きいただいた会合で「仕事を趣味にしてはいけません」という話をしました。僕も仕事大好きです。でも仕事を趣味にすると良い仕事ができません。その理由は?

(上の画像、間違いがあるのがわかりますか?)

発想力に必要なのは幅と深さ

仕事も趣味も、できばえや楽しさを決める鍵は何だと思いますか?

それは「発想力」です。

僕にとって良い仕事は作品という感覚があります。そして頭の中で作品を「それぞれ色が違う輝く球体」のようなイメージで捉えています。ちょっとしくじった(という時もあります)という場合には、その仕事はそういう形にはなりません。

球体でイメージできる仕事ができるときは、必ず広くて深い発想が伴っています。

また、趣味や遊びも同じで、楽しい、ワクワクする、そういう楽しみ方ができたときは、やはりそれは作品のような感覚があって、「それぞれ色が違う輝く球体」としてイメージできます。そして良い仕事をしたときと同じように、その時には必ず広く深い発想が伴っています。

つまり、「発想力」(=広くて深い思考ができること)があると、仕事も遊びも、「作品」と呼べるような仕上がりになります。

では、発想力を持つには何が必要でしょうか? 広くて深い思考ができるためには何が必要でしょうか?

「メタ思考」という言葉がありますが、これは僕がずっとやっている思考方法です。「一つ上の視線で物事を見てみる」というものですが、視線が上がると見えなかったモノが見えてくるわけです。発想のためには上から目線でないとダメ、ということですね。これは一例ですが、視線を変えて複数の視線を持って、見方や考え方を変えると思考の幅が広くなります。発想するのに全く異質なものを結びつけて考えるという方法がありますが、これも思考の幅を広くする工夫です。どんな方法でもいいから、まずはとことん思考の幅を広げることです。これが発想力の第一条件です。

思考の幅が広がってからの話になりますが、次に必要なのは、思考の深さです。これは、ひとつのことをずっと考え続けることができるかどうかで決まります。人は辛いとき、「ま、いいや」と理由を作って途中下車するのが常です。ゴルフのスイングも、もともと人間の体に向かない動きを体に強いるので辛いのですが、それゆれ、だんだん楽をしてトップの位置が下がってきます。

闇の中で遠くの光が見えるまで、ずっと考え続ける習慣を付けることが発想力向上につながります。

さて、ここで、仕事を趣味にしてはいけないという話に戻ります。仕事を趣味にするというのは四六時中、仕事のことばかり考えても苦ではないということですが、これでは「視線がひとつしかない」ということになるのです。四六時中仕事のことばかり考えることは、一見「深く考える」ことだから発想力の一つの要素を満たしているように思えますが、違います。発想力にはまず幅の広さが必要なのです。狭い世界で深く考えても何も生まれません。

いくら仕事が楽しくても、仕事以外に楽しいことを持っていないと視線がひとつになり思考や発想の健康が保てなくなるのです。

ですから、仕事以外に1つでも2つでも、仕事以外の趣味、何か楽しいこと、ワクワクすることが必要なのです。

(画像の間違いは、BEAUTYFUL → BEAUTIFUL でした。)

今日のまとめ

仕事と趣味、ま、人生と言うことになるのですが、それをいかにワクワク楽しく生きられるかは発想力で決まります。幅広く深い思考ができれば、いつもワクワク、しかも良い仕事ができます。

この記事を書いた人
諏訪昭浩(すわあきひろ)
「継続的に売れる仕組み構築の専門家」
1961年広島生まれ。在米11年のMBAを持つ米国公認会計士として複数企業の経営を歴任した元エリートビジネスマン。自らが実践してきた、選ばれるため、売り上げるための仕組み作りと、パーソナルブランディングをベースに独自のノウハウを構築し、セミナーやコンサルティングを行っている。

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