こんにちは。継続的に売れる仕組み再構築の専門家、諏訪昭浩です。

パーソナルブランドセミナーで「あなたのしたいことって何ですか?」と尋ねると、ほとんどの方は即答できません。それは「したいこと」がわかっていないからです。また、わかっているつもりでも、それが本当にしたいことかどうかはわかりません。

「したい」が思い込みかどうかを判断すると目標が見えてくる

簡単な例をご紹介しましょう。

「リンゴが食べたい!」と思っている方のすべてが本当にリンゴを食べるわけではないんです。こんな方がいるからです。

「リンゴが食べたい! でも、リンゴをむくのは面倒だ。」この場合、食べたいよりも面倒が大きいと、リンゴを食べるまで至りません。

次も果物シリーズでいきましょう。「リンゴも食べたいけど夏みかんも食べたい!」こんな方はどうでしょうか。

「リンゴはむくのが面倒だけど、夏みかんならむいてもいい。」であれば、リンゴは食べないけど夏みかんは食べられます。つまり、「したい」と思うことでも、それをするための障害や環境によって、実現するかしないかが決まるわけです。

リンゴと夏みかんの例では、そもそもリンゴのことは考えなくてもいい願望です。食べたいと思っても食べるまでに至らないからです。リンゴと夏みかんが食べたい、と思わないで、その中から実現可能な「夏みかんを食べる」だけを選択して目標にすれば、無駄な労力を使わなくてすむんですね。

「これがしたい」「これを目指したい」と思う全てではなく、その中から、「むけるかどうか」(障害や困難を乗り越えられる自分かどうか)という判断によって、実現できるものを選択するというワンステップが、本当に大切な目標を明確にします。

今日のまとめ

因みに僕は、リンゴや夏みかんが食べたくても食べません。むくのが面倒だからです。

リンゴが食べたい → 向くのが面倒 → リンゴを食べない

ではなく、

リンゴをむく人がいる → リンゴを食べる

という生き方(?)しています。

この記事を書いた人
諏訪昭浩(すわあきひろ)
「継続的に売れる仕組み構築の専門家」
1961年広島生まれ。在米11年のMBAを持つ米国公認会計士として複数企業の経営を歴任した元エリートビジネスマン。自らが実践してきた、選ばれるため、売り上げるための仕組み作りと、パーソナルブランディングをベースに独自のノウハウを構築し、セミナーやコンサルティングを行っている。

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