こんにちは。ブランドマイスターの諏訪昭浩です。
先日、別のブログにこんなことを書きました。
MBA大将の深イイ教訓 「他人の失敗から学んではいけない理由」
僕がセミナーやコンサルティングでお伝えするのは、統計的にも何ら意味の無い過去の出来事からの結論という、付け刃的なノウハウではなく、どうやって枠を越えて思考するか。今、現在、その状況で、何がベストかを導き出すための「思考力」です。
ヒトはとかく、手っ取り早く結論を出したがります。また、楽をしてノウハウらしきものに手を出したがります。しかし、最良の道は自分の力でしか見つけられません。
こういうことを書いたわけですが、自分で道を見つけるというやり方、実は一つだけ注意が必要です。
それは、人生には制限時間があるということです。
ヒトも企業もビジョンの実現に向かって行動します。なりたい姿、最大の成功を実現するために、自分で道を見つける方法が一番いいのですが、これには試行錯誤、つまり失敗に耐えることが必要です。
しかし、ヒトには人生という限られた時間しかありません。その制限時間の中でビジョンを実現しなければなりません。
だからと言って、手っ取り早い道などはないわけで、ある程度の失敗を覚悟して進むしかないわけです。
この方法が時間切れにならないために必要なのは、「速さ」です。僕はそれを「超音速感」と呼んでいます。
優れた経営者特有の行動について、こんなことを書いたことがあります。
MBA大将の深イイ教訓 「優れた経営者に必要な『超音速感』」
素早く行動するだけではダメです。超音速で行動すれば何度も何度も失敗する余裕が生まれます。
つまり、超音速感を持って試行錯誤することこそが、ビジョン実現への近道と言うことです。
くれぐれも、手っ取り早く楽してノウハウを得ようなどと思われないことです。その為に費やす時間も金も労力も、ほぼすべて無駄になります。