こんにちは。継続的に売れる仕組み再構築の専門家、諏訪昭浩です。

セミナー講師を仕事にしてからはまだ1年足らずですが、これまでの人生、人前でしゃべる機会は本当に多くて、中学の時には弁論大会で2年連続優勝したりしました。また、参加したセミナーの数も本当に多いと思います。そんな経験があって今思う、ヒトを動かし変えることができるセミナーやプレゼンテーションの作り方についてお伝えします。

素晴らしいノウハウがあってもこれがないとアウト

セミナーはヒトのためになるノウハウを伝えるものですから、そのノウハウがしっかりしていないと、いかにおしゃべりが上手でも本末転倒です。まずは素晴らしいノウハウがあることがヒトを変えるセミナーの第一条件です。

しかし、こんなことを考えてみてください。セミナーの中でノウハウ自体を語る部分は全体の何割を占めているのか。結論を言いますと、思うほど多くの部分を占めていないのです。

つまらないセミナーの典型

ノウハウ以外の部分がなく、ただノウハウをわかりやすく伝えるだけのセミナーは退屈極まりないですね。これ、つまらないセミナーの典型です。セミナー講師の中には、ノウハウをきちんと伝える事に集中しすぎている方がいらっしゃいます。もちろんそれは大切ですが、それだけだと退屈。

僕の経験では、法律、金融などのお話をされる方にこのタイプが多いように思います。「そんなの本読めばわかる」程度のノウハウならなおさら退屈です。

ノウハウ以外の部分で語ること
では、ノウハウ以外の部分は何をしゃべるべきだと思いますか?
それは、ノウハウを裏付け強化し、さらに聞く側の興味や意欲をかき立てる、実例、たとえ、経験、引用などです。これがあってはじめてノウハウは人の心に伝わり、ヒトが変わる手段になります。その情景がリアルに思い浮かぶようになることが大切です。
僕は、ノウハウそのものより、むしろこの部分に時間を費やすべきだと思っています。だから、セミナーをするときには、毎回、参加者の顔ぶれを眺めながら、「今回はどんな話をしようか」と真剣に考えます。
人生経験や器がにじみ出る
実例、たとえ、経験、引用を語るには、それを知らなければいけないし、知っている材料を都度引き出してくる事も必要です。
知るためには何より経験が大切です。自分の人生の全てを総ざらいして考えます。経験が豊富な方のセミナーは重厚感があっておもしろいですが、逆の場合はとても薄っぺらくなります。
また、それを適宜引き出してくるには、工夫も必要です。僕の場合は、実は「ネタ帳」があります。日々の出来事、良い文章などを書き留め、時々パラパラと見直しています。こんな工夫がないと、どんなにすばらしいネタも記憶の彼方に埋もれてしまい、使うことができなくなります。

今日のまとめ

今日は、ヒトを動かし変えることができるセミナーやプレゼンテーションの作り方についてお伝えしてきました。ノウハウを輝かせるのはそれ以外の語り。そのためのネタ帳は欠かせません。お読みいただき、ありがとうございました!

この記事を書いた人
諏訪昭浩(すわあきひろ)
「継続的に売れる仕組み構築の専門家」
1961年広島生まれ。在米11年のMBAを持つ米国公認会計士として複数企業の経営を歴任した元エリートビジネスマン。自らが実践してきた、選ばれるため、売り上げるための仕組み作りと、パーソナルブランディングをベースに独自のノウハウを構築し、セミナーやコンサルティングを行っている。

記事を気に入ったらシェアしてね!

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

おすすめの記事