こんにちは。継続的に売れる仕組み再構築の専門家、諏訪昭浩です。

最近は「専門店」が少なくなりました。あるものに特化した店。これしか売ってない店。わかりやすい例で言うと、昔は魚屋、八百屋、肉屋、いろんな専門店があったのに、今はスーパーに飲み込まれてしまいました。

そんな専門店の一つ、「画材店」。画材店は何を売っているのか考えたことありますか? 「そりゃ画材だよ!」と思ったあなた。チョットお付き合いください。

画材店は画材ではなく「夢」を売っている

画材店が取り扱うのは絵を描くための道具です。絵の具、クレヨン、筆、サインペン、スケッチブック、三脚、パレット、キャンバス、などなど。

入ったことがある方はおわかりでしょうが、品数、カラー、形が、こんなにバリエーションに富んでいる店は少ないです。それが、その店それぞれのルールに従って、見やすいように、探しやすいように陳列してあります。

僕は昔、日本画を習っていましたから、画材店に出入りすることは多かったのですが、行く度に、いらないものもつい買いたくなってしまうほど、見ていて楽しく、惹きつけられます。

さて、この画材店は、もちろん画材を売っているのですが、「うちは画材を売る店だ」と考えるオーナーが作った店はお客さんが少ないでしょうね。それは、画材店が売れるものは他にあるからです。

画材店は「夢」を売っているのです。様々な色や形、見たこともないような画材。

「これはどうやって使うんだろうか」
「これがあったらあんな絵が描けるはず」

いろいろ見ていると、創作意欲は増し、これまで絶対に描けなかったものが描けるような気がしてきます。

画材店はお客さんに、そんな「夢」を見させる場なのです。そして、その「夢」をかなえる材料がそこにある。これが画材店です。

「夢」を見てもらうための陳列の工夫。品揃え。まずは「夢」を見てもらうために最大限の工夫をすることが良い画材店作りの条件です。

今日のまとめ
「何を売っているのか?」まずはしっかり考えましょう。スターバックスの元CEO、ハワード・ビーバーはこう言いました。「私たちはお客様のおなかを満たしているのではない。心を満たしているのだ。」スタバはコーヒーを売る店にあらず。「やすらぎ」を売る店なのです。売るものの定義を間違えると間違いなく売れません。
この記事を書いた人
諏訪昭浩(すわあきひろ)
「継続的に売れる仕組み構築の専門家」
1961年広島生まれ。在米11年のMBAを持つ米国公認会計士として複数企業の経営を歴任した元エリートビジネスマン。自らが実践してきた、選ばれるため、売り上げるための仕組み作りと、パーソナルブランディングをベースに独自のノウハウを構築し、セミナーやコンサルティングを行っている。

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