こんにちは。継続的に売れる仕組み再構築の専門家、諏訪昭浩です。

連続テレビ小説「まんぷく」から学ぶことシリーズ第三弾。満を持して売り出したまんぷくラーメンが売れません。スゴイ発明なのになぜでしょうか? ここには、一番ありがちな「売れない理由」があります。

買う側が「買う理由」をイメージできないとどんなにスゴイ発明でも売れない

まんぷくラーメンという、画期的な発明。ご存じの通り、日清チキンラーメンがモデルです。お湯をかけて3分で美味しいラーメンができるなんて、当時は画期的な発明でした。

栄養価が高くて安全!調理が簡単で常温保存ができる!しかも美味い! こりゃスゴイぞ!

万平さんたちは強気の価格設定で売り出したものの、最初はほとんど売れません。

真一さんが言います。「スゴイ発明だから売れないはずがないんや。」

ここに、よくありがちな売れない理由があります。

それは、売る側がすごいと思っても、買う側が買う理由がないのです。正確には、買う側が買う理由が伝わっていないのです。

「これ、今までになかったスゴイ発明です。どうぞ買ってください!」と言われても、それを買うことで「どんないいことがあるのか」がイメージできないと売れません。

万平さんたちの失敗は、すごいから売れると思い込み、買う側が買う理由に目を向けなかったことです。

「想像してみてください。このまんぷくラーメン。買って帰って常温保存。ある日のこと。今日は忙しくてご飯を作る時間がない。そんなとき思い出してください。あ、引き出しにまんぷくラーメンがあった。サッと引き出しから出してどんぶりに入れ、お湯を沸かしてかけるだけ。3分後には栄養豊富で美味しいラーメンが食べれる。家族みんなが笑顔になりますよ。」

たとえばこんなふうに、買う側にとっていいことをイメージしてもらうことが必要なんですね。

今日のまとめ

スゴイと思うのは売る側ではなく買う側でないと売れません。継続的に売れるためには、まず、買う側が「買う理由」を冷静に客観的に設計し、それを買う側に伝えてイメージしてもらうことが必要です。

この記事を書いた人
諏訪昭浩(すわあきひろ)
「継続的に売れる仕組み構築の専門家」
1961年広島生まれ。在米11年のMBAを持つ米国公認会計士として複数企業の経営を歴任した元エリートビジネスマン。自らが実践してきた、選ばれるため、売り上げるための仕組み作りと、パーソナルブランディングをベースに独自のノウハウを構築し、セミナーやコンサルティングを行っている。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

おすすめの記事