こんにちは。継続的に売れる仕組み再構築の専門家、諏訪昭浩です。

近年はセミナー講師乱立時代で、かなり怪しい輩がとても多くなっています。実は僕もセミナー講師を始める前は、セミナー講師という人々に対して、理由なくうさんくささを感じていました。怪しい講師とはノウハウが全くないか稚拙なくせに法外な受講料を取る人々ですが、怪しいまでいかなくても「これはいかん」と途中で退室したくなるような講師も多いです。

なぜ退室したくなるのでしょうか? その理由の一つは話が薄っぺらいからです。薄っぺらいのは、それを裏付ける「経験」が薄っぺらいからです。

ということで、今日は「活かせる経験」について書いてみます。

活かせる経験とは「深度」がある経験のこと

経験は大切です。経験していないことを語っても全く説得力が生まれません。

では、やたらと経験すればいいかというと、そうではないのです。

「薄っぺらい経験」で終わらせないことが大切
  • 行ったことがある!
  • 食べたことがある!
  • やったことがある!
  • 会ったことがある!

こういうのを経験と言いますが、これだけだと薄いのです。なぜなら、階層が1段しかないからです。

たとえば、僕は料理が好きですが、料理に「味噌を使う」という経験は第1段階の経験ですが、「八丁味噌を使う」という経験は第2段階の経験、「まるやの八丁味噌を使う」という経験は第3段階の経験です。

ただ「味噌を使った!」で満足せず、「味噌にはどんなのがあるのだろうか」と考え、「この八丁味噌を使おう」まで進む。さらに、「ああ、八丁味噌のメーカーは2社あるんだな、では、まるやのを使おう」と、ここまで進む。こうやって、第1段階で満足せずに、経験の深度を深めていくことが、経験を薄いもので終わらせないで深いものにするのです。

やたらと経験するのは経験を深めるのではなく範囲を広げる行為。これも大事ですが、それだけでなく、それぞれの深度を深めることが伴わないと意味がありません。

深度がある経験を持っていると、語る言葉も厚みがあり説得力があります。

逆に、薄っぺらい経験しかない人の話には魅力がありません。(多くの場合、ご本人はそれを自覚できていません。)

今日のまとめ

活かせる経験とは「深度」のある経験です。薄い経験を横に広げるより、少なくても深い経験を重ねることが、人の心に響く話につながります。お読みいただき、ありがとうございました!

この記事を書いた人
諏訪昭浩(すわあきひろ)
「継続的に売れる仕組み構築の専門家」
1961年広島生まれ。在米11年のMBAを持つ米国公認会計士として複数企業の経営を歴任した元エリートビジネスマン。自らが実践してきた、選ばれるため、売り上げるための仕組み作りと、パーソナルブランディングをベースに独自のノウハウを構築し、セミナーやコンサルティングを行っている。

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