こんにちは。継続的に売れる仕組み再構築の専門家、諏訪昭浩です。

僕は継続して商品やサービスが売れるためには経営理念の策定と導入が必要だと思っていますが、ただ作っただけで力を発揮していない場合が多々あります。

そんな実態を調査するため、先日、経営理念のことについて数社にインタビューしたところ、既に導入していらっしゃる企業共通の悩みがありました。

経営理念を作るのは簡単。「自分事」になって始めて浸透する。

共通の悩みとは、「経営理念はあるが浸透させるのが難しい」ということです。

これは予測していたことですが、自社内で作った場合、またコンサルタントが優秀ではなかった場合、作っただけで終わってしまっていることがほとんどです。

朝礼で唱和するだけでは浸透しません。

名刺に記載するだけでは浸透しません。

額に入れて飾っておくだけでは浸透しません。

浸透には「人の心」の理解の上に構築された方法が必要です。

自分事として考えるから経営理念が浸透する

僕がお手助けした企業で必ず行うのは「行動指針への落とし込み」です。

社員という「人」の心を考えてみましょう。経営理念は社員にとって「他人事」です。いくら大事だと言われても、それは企業にとってであって自分にとってではありません。

そんな社員が経営理念を受け入れるためには、経営理念が社員の「自分事」になる必要があります。

そのために、経営理念をまず「部署の行動指針」に落とし込み、さらに「部署の行動指針」を「個人の行動指針」に落とし込みます。ここまですることによって具体的に何をすることが理念の実現につながるかを実感できます。

そして、この落とし込みは、「部署の行動指針」はその部署の全員で、「個人の行動指針」はご自分で、作ってもらいます。

経営理念に直結する行動指針を自分で作ることによって、経営理念は「行動指針」のなかに組み込まれ、自らの言動を通して理解と浸透が進んでいきます。

今日のまとめ

行動指針の策定も、またその浸透も、外部の優秀なコンサルタントが必要です。業績向上につながる経営理念を作りたい、経営理念はあるが機能していない、こんなお悩みがある方は是非ご連絡ください。お読みいただき、ありがとうございました!

 

この記事を書いた人
諏訪昭浩(すわあきひろ)
「継続的に売れる仕組み構築の専門家」
1961年広島生まれ。在米11年のMBAを持つ米国公認会計士として複数企業の経営を歴任した元エリートビジネスマン。自らが実践してきた、選ばれるため、売り上げるための仕組み作りと、パーソナルブランディングをベースに独自のノウハウを構築し、セミナーやコンサルティングを行っている。

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