こんにちは。継続的に売れる仕組み再構築の専門家、諏訪昭浩です。

「チャンスは人が運んでくる」という人がいますが、大いに同感します。しかし、どの人がチャンスを運んでくるかはわからないので、僕はどんな人とも「たまたま」出会った縁を大切にしています。よく、利用できそうな人、役に立ちそうな人を選んで付き合う方がいらっしゃいますが、取捨選択した相手がそうだとは限らないので、これは意味がありません。

ということで、今日は「たまたま」について考えてみました。

人生は「たまたま」の連続だが、どんな「たまたま」もチャンスに変えられる。

人とのご縁は「たまたま」の1つですが、これは良い「たまたま」です。それは、チャンスと出会う確率が高くなるからです。どんな方とのどんな出会いでも大切にすると、思わぬところからチャンスがやってくるものです。これは僕の実体験でもあります。

しかし中にはとんでもない方がいらっしゃいます。僕にとってとんでもない方とは「礼を尽くせない人」です。ぶしつけ、非礼。こんな方は滅多にいらっしゃいません。これまでの人生で2人だけ。あまりにも度が過ぎた場合は縁を切ります。とは言っても、無視したり、「絶好だ!」と叫んだり、そんな小学生のようなことは、社会生活にどっぷり浸かっているとできませんから、表面的にはお付き合いします。ま、言葉が変わるからわかるかもしれませんが。こうやって線引きしないと、その人と出会ったという「たまたま」は害悪になります。

ほかにも「たまたま」はたくさんあります。

20代の頃、僕の友人はケンタッキーフライドチキンの某店で順番を待っていました。すると突然、頭上から「どさっ!」と氷の塊が降ってきたのです。おそらくエアコン内の結露が凍って落ちてきたのだと思います。目の前を通過してすぐ足下に落ちてきた氷を呆然とみていると、自分の前に並んでいた絶世の美女(確かにそうです!)も、驚いて後ろを振り向きました。ケンタッキーフライドチキンで氷(?)が降ってきた状況を飲み込めず、二人は呆然と見つめ合いました。そして、これがきっかけで彼たちはその後結婚しました。「たまたま」の出来事の前で素通りせず、相手に声を掛けてチャンスに変えたわけですね。(今でも幸せそうなのでこの話ができます。)

「成功」にはいろんな定義があって、ここではそれは置いておきますが、成功者の多くが成功を自分の功績だと考えます。これには疑う余地もありませんが、その功績のなかには、支援者と「たまたま」出会えたこと、「たまたま」貧困ではない国に生まれたこと、さらには、「たまたま」教育熱心な両親の元に生まれたこと、そんな色んな「たまたま」が入っていることを忘れてはいけないと思うのです。つまり成功者は、自分の努力の賜である部分と、それを補完する「たまたま」の部分の両方に、敬意と感謝を表す人であってほしい。

また、「たまたま」失敗したことが成功につながる場合もあります。

僕が昔出場したセミナーコンテストでは、セミナー中「たまたま」間違ったことが、逆にウケて良い結果につながりました。

最近呼んだ「たまたま」関連の本ですが、オススメの1冊です。


「成功する人は偶然を味方にする  運と成功の経済学」
ロバート・H・フランク 著 月沢 李歌子
日本経済新聞出版社

今日のまとめ

人生にはいろんな「たまたま」がありますが、どんな「たまたま」もチャンスに変えられる、という意識を持ち続けることが、本当にチャンスをものにして成功するための条件のように思います。

この記事を書いた人
諏訪昭浩(すわあきひろ)
「継続的に売れる仕組み構築の専門家」
1961年広島生まれ。在米11年のMBAを持つ米国公認会計士として複数企業の経営を歴任した元エリートビジネスマン。自らが実践してきた、選ばれるため、売り上げるための仕組み作りと、パーソナルブランディングをベースに独自のノウハウを構築し、セミナーやコンサルティングを行っている。

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