こんにちは。継続的に売れる仕組み再構築の専門家、諏訪昭浩です。

大学時代、ゼミの指導教授が最初の授業でこう言っていました。「諸君。人生は意思決定の連続である。」これは今でも僕の座右の銘になっていますが、僕は意思決定をするために必要な能力の基本がリベラルアーツだと思っています。

何が正しいかは教養によって自分が決める!

ギリシャ・ローマ時代に理念的な源流を持ち、ヨーロッパの大学制度において中世以降、19世紀後半や20世紀まで、「人が持つ必要がある技芸(実践的な知識・学問)の基本」と見なされた自由七科のことである。

(中略)

現代では、「学士課程において、人文科学・社会科学・自然科学の基礎分野 (disciplines) を横断的に教育する科目群・教育プログラム」に与えられた名称である。

一般的には、大学の最初の2年間を「教養課程」と呼びますが、その2年間で学ぶのがリベラルアーツとされています。その後に続く専門課程の2年間の前にある、どちらかというと、どうでもいい、広く浅く学ぶ、ちょっとレベルの低い教育、という感じがするものです。
しかし、僕はこのリベラルアーツこそが、正しい判断や、あるいはその先にある、新しいものの創造のために、絶対に必要な能力だと考えています。
リベラルアーツは教養です。とても幅広く、また、求めれば深さもある、非常に領域が広い知識群です。これは、もちろん大学の教養課程でも学べますが、大学に行かなくても学ぶことはできます。大学生が遊ぶ事への批判がありますが、遊びもやり方次第で教養が身につきます。
自分の価値観、生きる場所や環境、そういったものに左右されない幅広い見識を常に広げて深める努力を続けることが、ある意味、生きるということ自体だと思うし、そうすることで、人生に必要な意思決定が価値あるものになると思うのです。
自分のちっぽけな価値観やその時に置かれている環境を一般化して、世の中全てそうだという傲慢な思い込みをする人々がいます。それは鉄砲の世の中で日本刀で闘おうとするようなもの。時代の変化は浅はかな教養では乗り越えられないのです。
今日のまとめ

教養を身につけるためには教養人と接することが大切です。同時に、厳しい言い方をすると、「自分のちっぽけな価値観やその時に置かれている環境を一般化して、世の中全てそうだという傲慢な思い込みをする人々」のような無教養人を遠ざける努力も必要です。

この記事を書いた人
諏訪昭浩(すわあきひろ)
「継続的に売れる仕組み構築の専門家」
1961年広島生まれ。在米11年のMBAを持つ米国公認会計士として複数企業の経営を歴任した元エリートビジネスマン。自らが実践してきた、選ばれるため、売り上げるための仕組み作りと、パーソナルブランディングをベースに独自のノウハウを構築し、セミナーやコンサルティングを行っている。

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