こんにちは。継続的に売れる仕組み再構築の専門家、諏訪昭浩です。

今週から新しい仕事が始まります。僕は「継続的に売れる仕組み再構築の専門家」と名乗っていますが、実は久しぶりの「再構築」の仕事。最近は、それ以外が増えていたので、とても力が入ります。

でも、そもそもなぜ「再構築」しなければならないのか? その2つの理由と、どちらの場合にも見られるダメダメ経営者について書きました。

フリーズする経営者は経営する資格がない

売り出したのに売れない、開店したのにお客さんが来ない。こういう商品やサービス、店舗が僕の大好物です。

こういうとき、僕が売れる仕組みを「再構築」してさしあげます。

「再構築」が必要な理由は次の2つです。

  1. もともと仕組みがなかった
  2. 仕組みが機能しなかった

多いのはひとつめの「もともと仕組みがなかった」パターンです。商品やサービスに対して、「売れるに違いない」「ここに店を構えればお客さんが流れてくるに違いない」という根拠が全くない自信をベースに進めてしまった場合です。

こういう場合は、仕組みを構築しないといけません。魅力を定義し、その魅力を必要とする顧客を明確にし、その顧客を呼び込むための手段を講じるのです。

2番目は、とりあえず分析をして、その結果を基に仕組みを作ったが、それが機能しない場合。これは、どこが間違っているかを考えて底に手を加えるというやり方ではなく、やはり、魅力を定義し、その魅力を必要とする顧客を明確にし、その顧客を呼び込むための手段を講じるのです。

つまり、どの場合も、「再構築」のやり方は同じです。

何だか、教科書に書いてあるような事ばかり書きましたが、言いたいことはここから。

そのどちらの場合にも見られるダメダメ経営者がいます。それは、「唖然として行動できない経営者」です。

「こんなはずじゃなかったのに…」
「このままじゃ潰れる…」

こう思うだけで、思考も行動もフリーズしたままの経営者です。

こんな経営者に出会うと、必ず思い出すのは、2002年に起きた「瀋陽総領事館北朝鮮人亡命者駆け込み事件」です。中国当局が「日本大使館の敷地内で」日本領事館に亡命を試みる脱北者を逮捕した事件です。大使館値基地内は治外法権ですからこんなことは許されません。しかし、日本領事館の職員は、ただ指をくわえて傍観していたんです。大変なことが起こると人はフリーズするんですね。

こんな風にフリーズしてしまった経営者は、「諏訪さん、お願いします!」と僕に依頼をすることさえできません。自分では何もできず、他人に支援を依頼することもしなければ、末路は見えています。

実は、来週からの仕事はこんな経営者が相手です。たまたま知り合いだったから、僕から支援を持ちかけました。彼はとてもラッキーだったと思います。

今日のまとめ

想定外のことに対してフリーズする経営者は必ず商売をダメにします。つまり、フリーズする経営者には経営する資格がないのです。世の中は想定外の出来事の連続。想定内でぬくぬくと生きない工夫をする事が経営者にとって最高の訓練になります。

この記事を書いた人
諏訪昭浩(すわあきひろ)
「継続的に売れる仕組み構築の専門家」
1961年広島生まれ。在米11年のMBAを持つ米国公認会計士として複数企業の経営を歴任した元エリートビジネスマン。自らが実践してきた、選ばれるため、売り上げるための仕組み作りと、パーソナルブランディングをベースに独自のノウハウを構築し、セミナーやコンサルティングを行っている。

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